特別編:「レッドファルクス徹底解説」

(C) KOTOBUKIYA

 プラモデル「フレームアームズ レッドファルクス」は、ホビージャパンとコトブキヤの共同企画アイテムとして開発され、セイラマスオさんが新規パーツのデザイン原案と原型を手掛けてフレームアームズファンやロボットプラキットファンの話題となったアイテムです。

今回は特別編として、このレッドファルクスの商品解説をお届けしたいと思います。

 レッドファルクスは全6色のランナーで構成されたマルチカラーキットとなります。これにより、組み立てるだけで設定通りの色分けをほぼ忠実に再現できるわけです。とくにこのレッドファルクスに関しては成型色に準じたものを設定上の色分けとしているため、レッドファルクス本体に関しては塗り分けをまったく必要としないのです。武装は「…さすがにこのあたりは塗り分けたほうが見映えが…」という部分は塗り分けを提案させていただいています。

 まずはやはりメインカラーとなる本体色、紅のランナーからご紹介しましょう。これは深味のある紅を意識した成型色で、その源流は会社のロゴなどにおもに用いられているHJのコーポレートカラーです。さまざまな外伝作品でも同様の色がメインモチーフとなっており、その意味では「ホビージャパンレッド」といってもいいかもしれませんね。

 白部は本体の紅に対してポイントとなる部分のため、印象を強める寒色系の白が採用されました。これは発売中のレイファルクスと同じ成型色を採用していただいております。

 こちらはBS-R/L40と一四式戦術駆逐刀の刃部分のランナー。本体の紅と馴染む緑寄りのクリアーグリーンが採用されています。この色合いについてはかなり意見交換が行なわれまして、最終的にある程度手にしたかたが塗装で色調を整えやすいように薄めのクリアーグリーンとしております。

 こちらはTCSオシレーター部分。本体カラーとなる紅と色調的組み合わせのよいクリアーオレンジを採用。本体の紅とあわせて、全身が燃えているイメージですね。担当的にはこの紅とクリアーオレンジの組み合わせはかなりフェイバリットで模型的にも映える組み合わせではないか? と思っております。

 フレーム部分。難しい色です。なにしろ本体が紅基調のため、下手に主張する色合いだと派手というよりはガチャついた色合いになってしまう可能性が高いのです。そこでコトブキヤ様との相談からウォームグレーを採用することとしました。既存の色合いだとグライフェンのフレーム色がかなり近いのですが、それよりもブラウンの色調が抑えられた色合いとなっています。これにより、フレームが目立ち過ぎずに本体の紅の印象を強める相互効果が成立したものとなっています。

 こちらはカメラアイ。無色クリアーを採用し、光の入射角によってはあたかも発光しているように見える効果があります。

 レッドファルクスのある意味メインと言っても過言ではない新規ランナー「W」部。専用装備「EFトランスミッター(シフターエッジ)α/β」。月刊ホビージャパンでも活躍中のプロモデラーであるセイラマスオさんがデザインおよび原型製作を手掛けています。

 そしてこれがキットを組み上げたもの。専用装備「EFトランスミッター(シフターエッジ)α/β」。により、いかにも強そうなシルエットとなっております!! このEFトランスミッターの成型色は若干紫がかった白、レイファルクスの本体色と同じになります。つまり、別売のレイファルクスに装着することも可能です。もちろん、別売のヤクトファルクスにも装着できますよ!!

 別売のエクステンドアームズ06〈アーセナルアームズ〉を装着した状態。こんなプラモデルならではの遊びももちろん可能です。

 さらに、付属の特別ブックレットでは、「アレンジ版レッドファルクス」と「リヴェルタファルクス」というセイラマスオさんの作例が2作も掲載されております。こちらも必見。

 プラモデルとしての魅力はもちろんのこと、公式化により俄然『フレームアームズ』ファンに見逃せない存在である「LX-R01HJ レッドファルクス」を、よろしくお願いいたします!!

【注意】

※ここで紹介しているのは試作品であり、実際の商品とは若干異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

ホビージャパン 1/100 LX-R01HJ レッドファルクス 「フレームアームズ」より プラモデル hj180725 【同梱種別A】 ポストホビーWEBSHOP (posthobby.com)

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