トリダンIIは1955年12月に初飛行した尾部にロケットエンジン、主翼の両翼端にジェットエンジンを装備したフランスの超音速複合動力試作要撃機です。
フランス空軍に拠点防衛要撃機の開発を命じられたシュド・ウエスト社は1948年から研究を開始し、1953年に初飛行した2機のSO9000トリダンIに続いて先行量産機としてより高出力なチュルボメカ製のガビゾターボジェットエンジンを2基、2チャンバーのSEPR631ロケットエンジンを1基搭載したトリダンIIを製造しました。
1956年に2,092km/h(マッハ1.92)の最高速度を記録し、1958年には24,300Mの世界高度記録を記録したトリダンIIでしたが、サンディス白書として知られている英国の1957年度国防白書の「有人航空機ではなくミサイルによる防空構想」の影響を受けたことと、ミラージュIIIの開発成功により計画は中止されました。
このインジェクションプラスチックキットには2種類のデカールとエッチングパーツが付属しています。
完成時全長約176mm、全幅約97mmとなります。
スケール:1/72
形態:スケールモデル
メーカー型番:mkr72-019
商品コード:4589913345928
▼商品登録日:2021年04月28日